デジタル・ヒューマニティーズ国際ワークショップの共催(5月11日)(終了しました)

最終更新日: 2024年12月06日

「デジタル漢文研究―デジタル手法の最前線―」(詳しくはこちら

  • 日時:2024年5月11日(土)14時から
  • 場所:慶應義塾大学三田キャンパス南校舎445(日韓逐次通訳付き)
  • プログラム:
    • ①14:00〜15:00 デジタル技術を活用した漢文古典の研究
    • ②15:15〜16:15 テキストマイニングを用いた日本史史料の分類
    • ③16:30〜17:15 漢文のデジタル研究を支える諸規格とその活用例
    • ④17:30〜17:50 質疑応答
  • 共催
    • 檀国大学校附設漢文教育研究所
    • 一般財団法人人文情報学研究所
    • 慶應義塾大学文学部図書館・情報学専攻
    • 東京大学大学院人文社会系研究科次世代人文学開発センター人文情報学部門
  • 後援
    • 韓国研究財団

イベント報告

2024年5月11日(土)、当専攻が共催したデジタル・ヒューマニティーズの国際ワークショップ「デジタル漢文研究-デジタル手法の最前線-」が開催されました。

檀国大学校附設漢文教育研究所において漢文研究とデジタル手法を用いた研究に関わる研究者の方々が来日し、漢文教育研究所における様々な活動についての報告が行われました。漢文研究自体についても盛んな研究活動を繰り広げる一方で、企業とも連携しつつ、デジタル手法を用いた漢文研究を追求しているとのことでした。漢文分析用のWebサイトも開発されており、今後が期待されます。

その後、東京大学史料編纂所准教授の山田太造氏より講演があり、日本史資料のテキスト分析や固有表現抽出などの最前線の研究報告に加えて、山田氏が代表者となって採択された科研費事業「史料データセンシングに基づく日本列島記憶継承モデルの確立」についての紹介も行われました。

最後に、当専攻教授の永崎研宣が登壇し、漢文研究に関わるデジタル国際標準に関する話題提供を行いました。発表の合間でも発表後の全体議論でも、非常に活発な質疑応答が行われ、とても時間が足りず、惜しまれながらの閉会となりました。