文学部図書館・情報学専攻75周年記念行事

「文学部図書館・情報学専攻75周年記念募金」について

募金の趣旨

文学部人文社会学科図書館・情報学専攻の前身である文学部図書館学科は1951年の春に開設されました。それまで、日本において図書館学を専門的に教育する大学は皆無であり、第二次世界大戦後、日本に駐留した米軍による学術振興計画の一環として、いくつかの候補の中から慶應義塾大学が選ばれ設置されたという経緯があります。そのような背景から、対外的には「日本図書館学校(JLS)」と称し、当初は、米国図書館協会の援助を受け、Robert L. Gitler博士をはじめとする訪問教授を招いて教育が実践されました。その後、1968年に学科名称を「図書館・情報学科」と改め、さらに文学部の学科改組(2000年)に伴い、「人文社会学科図書館・情報学専攻」となりましたが、一貫して、大学の専門教育レベルでのライブラリアン(図書館員)の養成を継続してまいりました。その間、コンピュータの発達やインターネットの普及に伴って、「情報という角度から問題を見付けて解決できる」人材の養成が主たる教育目標となっており、ここ最近では毎年50~60名の卒業生を社会に送り出しています。なお、1975年には博士課程を設置し、学問分野としての図書館・情報学を支えるための研究者の育成にも努めているところです。

図書館・情報学専攻が開設75周年を迎えるにあたり、記念式典と記念講演会の開催(2026年6月の開催で調整中)、および記念誌の発行を計画しており、そのための資金が必要です。75年という節目で過去を振り返りつつ、将来の図書館・情報学教育について考えていくことは重要であり、また、そのための教育・研究を円滑に進めていく上でも、皆さまのご支援をお寄せいただければ幸いです。

今後とも、慶應義塾大学文学部図書館・情報学専攻へのご指導ご鞭撻をどうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 募金期間: 2026年11月30日まで
  • 募金金額: 1口5,000円
  • 寄付金控除: 基金室WEBページをご覧ください
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